出雲国風土記 仁多郡 『弎澤社(三澤神社)』
本 殿
主祭神 阿遲須枳高日子根命
御父大穴持命(大国主命)御母多紀理毘売命の御長で出雲風土記所載の三沢郷の伝承により当地に祀られたものである。
合祀神 大已貴命·素盞鳴命・志那都比古命・志那都比売命・気長足比売命・分雷命・少彦名命 ・ 五十猛命
社歴
当社の創立は往古に遡り、既に出雲風土記(七三三)に三澤社として仁多郡の神祇官社二社中首位に記録され、次いで延喜式神名帳(九二七)には三澤神社とあるところから古く天平(七二九)以前から広く崇敬されていたものである。
神社の敍位は仁寿元年(八五一)初めて從五位下を授けられ貞観十三年(八七一)正五位下を授けられている。中世は歴代三沢氏の庇護を受け社領八十石の寄進があり、徳川時代も歴代国主の崇敬をうけ松平治郷公(不昧公)外三国主の参詣が記録されている。明治四年社格郷社に列せられ式内郷社三澤神社となり、同四十一年神饌幣帛料を供進される神社に指定される。
昭和二十年宗教法人三澤神社となり同五十六年特別社の指定を受ける。
祭 日 例大祭・十月二十九日
祈年祭・四月九日(三月十一日)
新嘗祭・十一月二十五日
『神社境内説明板』より
摂社御祭神
原田八幡宮「譽田別命」
事代主社「事代主命」
社日社「天照大神、大己貴命、少彦名命、宇賀魂命、埴安姫命」
荒神社「荒神大神」
足守社「八衢比古命・八衢比咩命」
事代主社
社日社
足守社
荒神社
狛 犬
扁 額
社号標
伊能忠敬測量地点
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