出雲国風土記 楯縫郡 『宇美社(宇美神社)』
出雲市平田町鎮座する宇美神社は出雲国風土記に宇美社と記載される古社で布都御魂神を主祭神として、他に伊弉册尊や菅原道真等多くの神様をお祀りする神社です。
悪縁を断ち切り、良縁を呼び込む悪縁消除が叶うと有名な神社です。
出雲市塩津町にある石上神社を宇美社とする説もあります。
拝 殿
拝殿内の扁額
本 殿
御祭神
主 祭 神 | 布都御魂神 |
---|---|
配 祀 神 | 伊弉册尊 速玉男命 事解男命 天児屋根命 太玉命 手力男命 大歳神 |
御由緒
宇美神社御由緒略記
式内社 宇美神社 主祭神 布都御魂神
配祀 熊野神社 祭 神 伊弉册尊 速玉男命 事解男命
春日大明神 祭 神 天児屋根命
若宮大明神 祭 神 太玉命 手力男命
大歳大明神 祭 神 大歳神
御由緒
出雲国風土記(天平5年=七三三年)当地は楯縫郡沼田郷とあり、当社は「宇美社」として記される古社であります。
社号「宇美」の起因は、祭神布都御魂神が、出雲国に御来臨の際、海上より御上陸になった所からこの社号ありと伝えられ、古来より国家鎮護、民生安穏、百事成就の守護神又武勇神として尊信されております。現境内地には応永元年(一三九四年)本領小村家、杉原家の祖により紀伊熊野三山から御分霊を勧請し熊野権現社として奉称され、その後天正十六年
(一五八八年)廻田に御鎮座の本領長廻家の氏神である廻大明神(宇美神社)を始め天満宮、春日神社、若宮神社、大歳神社、伊勢宮の七社をここに合祀しています。その後社号は熊野権現社、熊野神社、平田権現、平田神社、宇美熊野神社、或は俗に眞薦の宮などと称されました。明治五年に宇美神社と改称。
昭和五十六年島根県神社庁より特別神社の指定を受け今に至る古社であり名社であります。
宇美神社祭礼
一月一日 歳旦祭 十月十一日前夜祭
二月三日 節分祭 一二日例大祭
六月三十日 水無月祓月 十一月十五日七五三祭
(輪くぐり) 十二月一日解除祭
摂社
平田天満宮 祭 神 菅原道真
配 祀 少彦名命(手間天神)
御由緒
創立年代不詳
昔時、天満宮社は管公を御祭神として愛宕山東麓に御鎮座であり、天正年間現境内地に合祀されその後宝永八年(一七一一年)境内社として分離奉遷。
宝暦二年(一七五二年)儀満犬助持綱が新社殿を建立すると共に少彦名命の御神像を当家の井戸より御発見申し上げ配祀されております。
翌三年悪病退散を祈願し、初めて例祭時に神幸式(おたび)が行なわれ、寛政四年 (一七九二年)には寺町の住人で表具師であった桔梗屋十兵衛がおたびをお迎えするのに一式飾を作って神慮をお慰め申し上げたということです、爾来連綿と続く例祭の神事であり、又一式飾は平田市の無形民俗文化財として指定を受けております。
天満宮祭礼
七月二十日 前夜祭
二十一日 例大祭(おたび神事)
『神社境内由緒書』より
扁 額
狛 犬
伊勢宮
天照大神を祀る。
稲荷神社・幸神社
保食命と猿田彦神を祀る
船霊神社
市木嶋姫命を祀る。
祖神社
久久能智命を祀る。
金屋子神社
金山彦命と金山姫命を祀る。
縁結神社
伊弉諾命と伊弉冉命を祀る。
城前神社
素戔嗚尊を祀る。
三方荒神
大土乃御柱神
御神木
石 碑
何の石碑なのか...?
鳥 居
下げ置かれた鳥居。
社号標
御朱印
島根半島四十二浦巡り
一式飾
平田市の無形民俗文化財
天満宮
天満宮
祭神 菅原道真公 天神様(菅公)と称す
少彦名命
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