素盞鳴命と櫛稲田姫命を祀る縁結びの神社~出雲国風土記 意宇郡 『佐久佐社(八重垣神社)』

2023年1月30日月曜日

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出雲国風土記 意宇郡 『佐久佐社(八重垣神社)』

松江市佐草町に鎮座する八重垣神社は出雲国風土記に佐久佐社と記載され、主祭神に素盞鳴命と櫛稲田姫命をお祀りする古社で、意宇六社の一社でもあります。
出雲國神仏霊場第十四番札所で教えに因む文字は『結』です。
※ 佐久佐社の論社には松江市大草町にある六所神社とする説もある。
※ 意宇六社とは...意宇郡に鎮座する神社の中で熊野大社(松江市八雲町)・真名井神社(松江市山代町)・揖夜神社(松江市東出雲町)・六所神社(松江市大草町)・八重垣神社(松江市佐草町)・神魂神社(松江市大庭町)の六社を「意宇六社」という。

拝 殿

八重垣神社 拝殿

八重垣神社 拝殿内部

八重垣神社 拝殿 扁額

本 殿

八重垣神社 本殿右

八重垣神社 本殿裏

御祭神

主祭神  素盞鳴命 櫛稲田姫命
配祀神  大巳貴命 青幡佐久佐日古命

御由緒

八重垣神社 由来記

八重垣神社由来記
 早く出雲の八重垣様に縁の結びが願いたいという歌は出雲において最も古い民謡で御祭神も八岐大蛇を退治し、高天原第一の英雄素盞鳴尊と国の乙女の花とうたわれた稲田姫の御夫婦がおまつりしてあります。
 素盞鳴尊が八岐大蛇を御退治になる際斐の川上から七里を離れた佐九佐女の森(奥の院)が安全な場所であるとしてえらび大杉を中心に八重垣を造って姫をお隠しなさいました。そして大蛇を退治して、「八雲立つ出雲八重垣妻込めに八重垣造るその八重垣を」という喜びの歌をうたい両親の許しを得て、「いざさらばいざさらば連れて帰らむ佐草の郷に」という出雲神楽歌にもある通りこの佐草の地に宮造りして御夫婦の宮居とされ縁結びの道をひらき掠奪結婚から正式結婚の範を示し出雲の縁結びの大神として又家庭和合、子孫繁栄、安産災難除、和歌の祖神として古来朝廷国司、藩主の崇敬が厚く御神徳高い神国出雲の古社であり名社であります。
境内には夫婦椿、傑作な狛犬、神社界日本最古の壁画、鏡の池、八重垣連山(百穴)等あります。

伊勢宮  

御祭神:天照大御神

八重垣神社 伊勢宮

脚摩乳神社

御祭神:脚摩乳命 譽田別命を合祀する

八重垣神社 脚摩乳神社

手摩乳神社

御祭神:手摩乳命

八重垣神社 手摩乳神社

貴布禰神社

御祭神:高靇命 倉稲魂命を合祀する

八重垣神社 貴布禰神社

山神神社

御祭神:大山祇命

八重垣神社 山神神社

夫婦和合のシンボル...(笑)

八重垣神社 山神神社 シンボル

社日社

八重垣神社 社日社

荒 神

八重垣神社 荒神

狛 犬

八重垣神社 狛犬

手水舎

八重垣神社 手水舎

鳥 居

八重垣神社 鳥居

八重垣神社 鳥居 扁額

祠(⁉)

佐久佐女の森に向かう途中の洞にも性神が...。

八重垣神社 祠

素盞鳴命御歌 石碑

『八雲立つ 出雲八重垣 妻込みに 八重垣造る その八重垣を...』

八重垣神社 素盞鳴命御歌 石碑

何だろう?

八重垣神社 ??

境内案内図

八重垣神社 境内案内図

御朱印

八重垣神社 御朱印

天鏡神社

御祭神:稲田姫命

八重垣神社 天鏡神社

鏡の池

八重垣神社 鏡の池 案内板

鏡の池(縁結び占いの池)
出雲八重垣 鏡の池に写す二人の晴れ姿
 この池は、稲田姫命が八岐大蛇の難を避けるため、森の大杉を中心に八重垣を造って御避難中、日々の飲料水とし、又御姿を写され美容調整された池で神秘的な池で鏡の池(姿見の池)といいます。こんこんと湧き出る清水は昔ながらの面影をしのばせ、稲田姫命の御霊魂が底深く滲透しているところから縁結び占いの池として信仰されております。
占い用紙に百円か十円硬貨をのせ浮かべてお祈りします。 用紙が早く沈む(十五分以内)と良縁が早く
遅く沈む(三十分以上)と縁が遅いといわれ又近くで沈むと身近な人と、遠くで沈むと遠方の人と結ばれるといわれております。御神徳の広大な出雲の縁結びの大祖神であります八重垣大神さまの御加護により、良縁を得られ、二人の晴れ姿を、この神秘の森、 鏡の池に写され、末永く御繁栄されますよう念願いたします。
又池やその周辺は古代文化埋蔵地帯として国より指定されております。

八重垣神社 鏡の池

八重垣神社 鏡の池占い

夫婦杉

八重垣神社 夫婦杉

大杉の跡

八岐大蛇を退治するとき素盞鳴命が稲田姫命を佐久佐女の森の大杉を中心に八重垣を造って隠したと言われる場所。

八重垣神社 大杉の跡

連理玉椿

八重垣神社 夫婦椿 連理玉椿

八重垣神社 夫婦椿 連理玉椿案内板

夫婦椿
連理玉椿
「出雲八重垣、祈願をこめて、末は連理の玉椿」
 連理玉椿(夫婦椿ともいう)は昔稲田姫命が 二本の椿の枝を御立てになられた。それが芽を 吹き出し一身同体、愛の象徴として神聖視されるようになり、木が枯れても境内には 二股の椿が発生すると伝えられ、現在境内に三本の夫婦椿があります。年により二葉の葉も現れることもあります。東京資生堂の花椿会は此の玉椿の名木を神聖視し、発展されており ここにも美容調整の御神徳があります。

夫婦椿

乙女椿

八重垣神社 夫婦椿 乙女椿

子宝椿

八重垣神社 夫婦椿 子宝椿

小泉八雲ゆかりの地案内板

八重垣神社 小泉八雲ゆかりの地案内板

小泉八雲ゆかりの地-13 八重垣神社
 八岐大蛇退治ゆかりの神社。 縁結びで名高いこの神社の「鏡の池」は稲田姫が飲料水を得、また姿を写されたところと言われている。
 明治24年、陽春の4月5日、小泉八雲は西田千太郎と共に行楽と取材を兼ねて松江郊外の神社めぐりを人力車で行った。 とくに「鏡の池」には興味を示した。また、八重垣神社のお札類をイギリス・オックスフォード大学のピット・リヴァーズ博物館に贈っている。
 『知られぬ日本の面影』 第14章 「八重垣神社」 より
LAFCADIO HEARN-13 Yaegaki-Jinja (Shrine)
 Hearn visited this shrine at least three times by rickshaw to write "Yaegaki-Jinja”.
He also visited Takeuchi, Manai, Rokusho, and Kamosu shrines, which are near Yaegaki.He visited these on April 5, 1891, along with Nishida Sentaro, vice-principal of Jinjo Chugakko (Middle School), his best friend in Matsue.
(‘Yaegaki-Jinja', Glimpses of Unfamiliar Japan)
松江市

出雲國神仏霊場

御朱印

八重垣神社 出雲國神仏霊場 御朱印

御縁珠

八重垣神社 出雲國神仏霊場 御縁珠

八重垣神社 出雲國神仏霊場 看板

地 図

問い合わせ

所在地  島根県松江市佐草町227
TEL  0852-21-1148 (受付時間 9:00〜17:00)
HP 八重垣神社公式HP
Email  --
駐車場  参拝者用の広い駐車場があります。(普通車で約150台)
御朱印  有:神札授与所で頂けます。

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